OBT 人財マガジン
2012.02.08 : VOL133 UPDATED
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トレーニングで"思い"は醸成できるのか?
選抜型の次世代リーダー育成の実施にあたり、人選の基準について、ご質問をよくいただきますが、その際、OBT協会の考えとして、思い・ヤル気を一番に挙げております。それは、これまでの経験を通じてこの会社を・この事業...をどうしていきたいのかという思いの高さが目線や視野の高さをもたらすと考えているからです。「思いは醸成できるのか?」というご質問をいただくことがあります。もちろん全員に言えることではありませんが、毎年、数社様の次世代リーダー育成の全工程を拝見させていただく中で、思いを醸成することは可能だと確信を持っています。OBT協会の次世代リーダー育成では、以下の図のように、「論理」から「現実」を行ったり来たりさせます。「論理」は、経営リテラシーや実在する企業の経営や戦略、実在する経営者など。これらをテンプレートとして、我が業界・自社・事業・自組織・自分...を俯瞰させるプロセスを繰り返していきます。しかし、こういった「論理」は学習させることはできますが、思いや主体性は学習で習得できるものではありません。次世代リーダー育成のプロセスを見ていると、思いや主体性などは、深い内省的な思索を繰り返し、自社・自分と対峙することにより、湧き上がってきたり、火が着くものなどだと実感します。だからこそ、新たな視点や見方を獲得させるために何を学習させるだけでなく、行ったり来たりさせるこのプロセスの中で、どれだけ深い内省や対峙を起こさせるかが重要なのです。今回の「この人に聞く」にご登場いただきましたライフネット生命保険の出口社長から、生命保険のあるべき姿に対する揺るがない思いが伝わってまいりました。そして、あるべき姿の明確さや思いは、人に活力を与える力があるのだと改めて感じました。自分のヤル気を高めるものは、自分がどうありたいのか、自分の仕事をどうしたいのか、この事業をどうしたいのか・・・これらに対する自分の思い。自分はどれだけ明確に持てているか、再確認せずにはいられません。
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- トレーニングで"思い"は醸成できるのか?
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