OBT 人財マガジン
2011.06.22 : VOL118 UPDATED
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制度や仕組みは誰の為のものか? ‐営業現場で感じる企業の課題‐
今回の現場ドキュメントは、日々の営業活動から伺える「企業の課題」についてお伝えしたいと思います。様々な企業を御伺いする中で、最近特に多く感じる課題の一つは、会社側(企画部門)が導入する制度や仕組みが、現場の末端まで浸透せず、実効が上がらない。 という事です。「新たに中期経営計画を立てたけれども、現場の末端まで浸透しない」「人事制度を改定したが、運用が上手くいかない」等々。また、お話を聞き進めていくと、「企画側の立てた施策の内容が悪い」「運用しない現場に問題があるのでは」と、双方のギャップが浮き彫りになることも多いです。「どちらが良い、悪い」という事ではありませんが、多くの場合、導入する施策の整合性には高い関心が寄せられるものの、運用する人や組織にはあまりフォーカスされていないことが、本質的な課題の一つに挙げられます。どれだけきれいな絵を描いても、実践するのは感情を持った人間。納得感がなければ、進んで実践しません。一方で「この人に聞く/人を大切にする経営特集」でご紹介している二社を見てみると、共通点があります。それは両社とも「人・組織の活性化」を根底に置いて、制度や仕組みを独自に構築している点です。-会社が社員に合わせる(サイボウズ株式会社 代表取締役会長 青野慶久さん)-人を仕事にあわせるのではなく、仕事を人にあわせる(日本理化学工業取締役会長 大山泰弘さん)両社とも「社員が活き活きと働ける環境」を創りだすことを目的に、制度や仕組みを独自で創り、成果を上げています。-制度や仕組みは誰の為のものか?まずは運用する側、人・組織の状態に目を向けること、その上で施策そのものではなく、全体としての整合性を突き詰めることが、実効を上げるための近道になるのだと感じています。最後に、OBT協会では、HPのリニューアルに伴い、顧客企業様と一緒になって取り組んだ経営課題/組織課題の解決事例を、刷新しております。是非、こちらもご覧頂ければ幸いでございます。◆Case01経営理念や戦略が末端まで浸透しない◆御問合せ・無料御相談はこちらから
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