OBT 人財マガジン
2011.06.07 : VOL117 UPDATED
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全体観を培う―経済・ビジネスのトレンド
入社数年経つと日常の業務にも精通し、自己の能力が上がっていると感じる。しかし、日々、ビジネスをやっているとその部分での嗅覚は増すが、その一方で視野が狭くなり視界が固定してしまう。"社員の蛸壺化"である。主体性、構想力、全体観などが若手・中堅社員にも必要とされる現在、社員の視点を転換し、視界を広げるためには、できる限り早い段階で、自社事業や自分の仕事を捉えることができるビジネスセンスや幅広い思考力を持った人財の育成が重要となっている。● 我が社をどう見るのか業種・業界が違っても、外部環境(世の中や市場の変化、また経済・ビジネスのトレンド)は遅かれ早かれ、自社に影響を及ぼす。スキルや知識も重要であるが、世の中の流れをどう見るか、我が社、自分を取り巻く環境をどう見るのか。これらを自分はどうしいきたいと考えるのか。"見え方""考え方"がまず先であろう。● 社員へのアンケートの結果、要望が一番多かったのが、「視点・視野の拡大」をテーマにした「経済・ビジネスのトレンドトレーニング」であった選択した理由として・ この会社を出たら通用しないのでは・ 毎日、目先の事ばかりに追われて、このままでいいのだろうか・ 業界や自社以外の事はよくわかっていないのではなど、不安や危機感に対する意見が多数であった。<目的>環境変化が激変する今日、経済の観点からビジネスやビジネスモデルを捉え、ビジネスのメカニズムを理解し、視野や視点の拡大により、全体観を培う。<トレーニングの全体像> 3日間で実施<トレーニングを終えての声>・ そもそも自社事業が衰退するという考えは全くなく、10年後の姿など考えたこともなかった。本業が衰退していく中、廃業に追い込まれる企業と、事業構造を大きく変えて新たな成長を遂げている企業を学習し、自社に置き換えた時に、これまで考えてこなかったことに対する危機感が沸々と湧き起こってきた。企業もだが、自分が変化しないことは大きなリスクである。・ 日々の業務に関しては、正直、自信を持ってやってきた。しかし、この3日間を終え、慣れと能力を勘違いしていたように感じる。ビジネスマンとしての一般常識や世の中の大きな流れ、他の業界のことなどに対する意識が低く、その事により、日常の業務に関しても視野が狭くなっている可能性を痛感した。・ マクロとミクロの両方の視点を持って、今後の製品開発をしていかなければ、我が社の生き残りは難しいと考える。社内で引き続き、この議論を続けていきたい。
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