OBT 人財マガジン
2010.02.10 : VOL85 UPDATED
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今何が起こっているのか
日本経済の構造変化が起きています。
この背景には何があるか・・・
『旧来型のビジネスモデルVS新しいビジネスモデル』である。今回はこのような切り出しでトレーニングが始まり、変化について
トレーナーが話し始めました。日本の経済成長率が0.3%と低迷、経済成長を抑制する要因の一つは
既存の商品・サービスに対する需要の飽和で、単なる従来型の営業努力では
無理になりつつある。経済成長を生み出す鍵は新しい商品、新しい分野、
そして、顧客の潜在的なニーズの創出ではないだろうか。
今、苦戦を強いられているのは、時代の変化についてこれない企業である。インターネットの普及、エコ、デフレ等、様々な要因から業界の垣根を越えた
戦いが激化している。
例えば、電力・ガス業界は、脱石油の傾向が強まり、今まで以上に需要が高まる為に、その需要獲得に向けて争奪戦が激しさを増し、電力業界がガスへ、
ガス業界が電力へと相互進出も始まっている。
『そんな住み分けが無くなっている経済の中で、今後自分達の戦う場所はどこか。』トレーナーは続けて受講者に問いかけます。
品質・開発力・他のベンダーとの差別化は?我が社ならではのものはありますか?
今、毎日残業で忙しい。仕事がある。しかし、それがこれからも続くという保証はない。
顧客はコストパフォーマンスの良いところ、また付加価値の高いとこへ行く。
常に、そのことを頭に入れ、危機感を持って取り組んでいるか。トレーナーのこの一言に対し、受講者の回答は
・自分の会社は大丈夫だろうと思っていた
・忙しいということに満足していた
・勉強していないと今の世の中の状況さえ分からなかった
・自社の付加価値を考えてみたが、すぐに出てこない
というものがありました。ITの発達により売り手・作り手よりも知識を持った顧客が増えてきました。
選択には積極的な選択と消極的な選択があるがあり、今後消極的な選択で選ばれ
てきた方は潰れるとトレーナーは訴えます。受講者は
・我々は今後どのようなスキルを身に付けるべきか、真剣に考える必要がある
・視点の低い自分が管理職という立場を任されている。ということの不安を感じた
と危機感を感じていました。これまでの競争のルールが通用しなくなり、より価値の高いもの、機能的なもの
そして、より顧客の立場に立って利便性を考えたものだけが生き残る。という時代に
突入しようとしています。今何が起こっているか・・・
まずは、現状を把握し、目線を変え顧客が何を求めているのか。それによって
自分はどういった仕事をするべきか "仕事を定義し直す" ことが必要だと改めて感じました。
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