OBT 人財マガジン
2009.12.22 : VOL82 UPDATED
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-やること・やらないことを明確にする-
2009年12月22日 冬至
一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日とされていますが
現場では、本年度のトレーニングも佳境に入り、残された時間を
最大限に使い、生き残りをかけて必死で学んでいる受講生がいます。
そんな中、今回は新規事業立案をテーマにトレーニングを行っている
現場をご紹介いたします。6月、トレーニングが始まる前に事前課題として出されていた「新規事業案」
個々が自身の思い描く新規事業を構想し、最終的には経営層へ提案を行います。
初めにそれぞれが持ち寄った案を提案し、同じ考え・同じ思いを持つ
受講者が集まりグループごとに別れ一から新規事業を構想して行きます。トレーナーは、新規事業を構想するにあたっての戦略を現実の事例を使い、
ものの見方や考え方などを示します。受講者はその新たな視点から
自分達の思い描く新規事業を再検討し、誰をターゲットとしているのか、
自社の強みは活きるのか、また、その事業に対する思いはどのくらい
あるのかなど、さまざまな角度から検証していきます。新規事業の構想は、初めにいろいろな案が生まれます。
「これをしてみたい、これをしたら面白いのではないか」など。
しかし、実際に進めて行くなかでは、新規事業の斬新なアイデアに関心が行きがち
ですが、メリット・デメリット、自社の強み弱みを分析し、"やること・やらないこと"
を明確にし、既存の持っている能力を十分に活かせるか。という観点を持つことが重要になるのです。
今回の「この人に聞く」のワタミ株式会社兼ワタミフードサービス株式会社
代表取締役社長の桑原様もおっしゃっていました。"自社の強みが活きる事業領域に特化する"
ワタミグループは、強い理念のもと、自身の事業領域の選択基準を明確にし、
また、既存事業を含めた全体のバランスを考え新しい事業を確立されてこられました。景気の低迷に歯止めがかからない今日、生き残れる場所を探し、
起死回生を目指す企業もあります。
しかし、それには自社の強み・弱みを把握すること。そして、強い理念を持ち、
自社に適した事業領域を見つけることが新規事業の始まりなのだと改めて感じました。
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