OBT 人財マガジン
2013.02.13 : VOL157 UPDATED
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やる気を出させるには...
誰もが小さい頃に一度は体験していないだろうか...
勉強をしようと思っていたところに、親から勉強をするように言われた。
そして、その親の一言により、勉強をしなくなったという経験を。
これは、『心理的リアクタンス理論』と言うそうで、
説得(先程の例でいうと親)によって行動の自由が制限されたとき、
心理的リアクタンス(反発)が生じ、その結果、自由を回復するために抵抗する。
ということいだそうだ。
つまり、人間には無意識のうちに
「自分は自由だ」と思う気持ちがあるといい、そこに、一方的な命令されると、
反発をしたくなるのだ。
もちろん、企業に入っている場合などは、会社の意向に沿うことは絶対条件である。
しかし、会社の管理が行き過ぎると、それと同時に心のどこかで、
反感を持っているということになる。
その結果、人はやる気をなくし、言われた事を言われたことしかしない
要は、自分で考えない・マニュアル通りしか出来ない人財を排出してしまっている
のではないだろうか。
企業は管理をしたがる。それは、管理をすることが簡単であるからだ。
自由にやられては、収拾がつかず、全体を把握しきれなくなるからである。
しかし、自由な発想から新しい事は生まれる。
つまり、管理をする事ばかり考えるのではなく
自由な考えがどうしたら出てくるかを考えがえることが重要になる。
それにはまずは、現場の声に耳を傾け、現場の考え方を知ることから
始まるのではないだろうか。
OBT協会 菅原加良子
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