OBT 人財マガジン

2012.11.14 : VOL151 UPDATED

編集後記

  • 夢や目標が自分を救う!?

    "あなたの夢、目標はなんですか?"


    夢・目標の大きさは別として、意外と多くの人は自分の在りたい姿に対して
    曖昧模糊とした状態になっていないだろうか。


    子どもの頃は堂々と胸を張って言えた夢も大人になると少し弱気になる。


    "なんとなくやりたいことはある"という人は多いと思うが
    目指すものをしっかりと見つめて、それに向かって進み続けられる人は殊のほか少ない。
    もしくは、夢や目標すらないという状態に陥っていなだろうか。


    今回"この人に聞く"でお話を伺った東海バネの渡辺社長は、
    "やること・やならいこと"を決め、"価格が合わなければ仕事をしない"と決めた。
    そして"人が育つを考察する"でインタビューさせていただいた寺床さんは
    イタリア料理を学ぶ為、単身で異国の地へ乗り込み、言葉の通じない中、
    懸命に働き三ツ星店でシェフを務めるまでになった。


    この2人に共通することは、「思いから来る判断力・行動力」にある。
    つまり、強い思いがあるからこそ、一歩踏み出す判断ができたのだ。


    人はすぐにリスクヘッジを考える。そして、一歩を踏み出す前に諦める人が多い。
    そうして、いつの間にか、夢や目標がなくなっていってしまってないだろうか。


    日本人は世界で最も「不安遺伝子」を持つ割合が高いと言われている。
    お話を伺うと渡辺さんや寺床さんもかなりの不安はあったという。
    しかし、思いの強さはそれを超える判断をする。


    一生不安・不満を抱えて生きるか、あるべき姿を明確にし、一歩歩き出すかは
    やはりその人の考え方にかかっているのだと思う。


    今回、改めて夢や目標の重要性を痛感した。

                                              OBT協会 菅原加良子

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