OBT 人財マガジン
2012.02.22 : VOL134 UPDATED
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誰が日本を変えるのか?
震災から来月で1年が経とうとしている。非常に辛く・悲しい思いをした日本はそこから何を学んだのだろうか ・・・ 。被災地では、津波で家がなくなり、また原発の被害により馴れ親しんだ土地を離れ、全く違った土地へ移住した人もいる。その一方で、地元に残り復興を目指し動き出している人もいる。しかし、その他はどうだろうか・・・。関東では、夏の節電をピークに震災に関しての関心が薄れて来ている。もう、通常に戻ってしまっているのだ。中には、今回の原発問題で、日本から原発を無くそうと立ち上がり動き出した人がいるが、しかし、そういった人の中には、その行動が問題とされ、仕事を失ってしまう人もいるのが今の日本の現状。そうなると、おかしい...とは思っても、動き出せない人も出てくる。みな、自身の身の保身でいっぱいいっぱいなのだ。それは、今回の原発に限らず、あらゆる所でも見受けられる。企業でも、政治でも。しかし、そういった中でも、必ず立ち上がって来る人がいる。おかしいことを『おかしいといい』、何をすべきかをはっきり示す人が。初めは少人数かもしれないが、そういった思い・考えを持った人には必ず人がついてくる。今、日本は転換期である。この時期を逃すと益々状況は悪くなる。今回お話を伺った、出口社長のお話の中で一番心に残った言葉は『軋轢が世界を動かし、進化を促すのです』というフレーズである。今こそ、一人ひとりが、痛み覚悟で動き出さなくてはいけない。と改めて感じた。
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