OBT 人財マガジン
2011.10.26 : VOL126 UPDATED
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これからの成功の鍵となるもの
ブックオフは古本業界シェア60%を誇る最大手企業です。しかし、今回お話をお伺いした橋本さんは「ブックオフという業態も今のままでいつまで続くとも限りませんから、次の事業を育てていかなくてはいけない」と語って下さいました。現在、様々な企業では市場の縮小から、次の新たな事業を模索する動きが見られるようになっています。それは、成長している企業にもあてはまり、多くの企業で危機意識を持っています。しかし、企業としての危機意識は高まる一方で、そこに働く人財の意識は...。と、いうと以外と低く、まだまだ、人ごととして捉えているように感じます。それには、様々なことが考えられると思いますが、例えば・業績が少しずつ下がっているが、給料は今まで通りもらえている・不景気であっても仕事の量も変わらず、忙しさは変わっていない等があると考えられます。つまり、日常行っている仕事からは危機感をあまり感じることは少なく、日々の業務におわれ、頭が今後5年先、10年先まで回らないことにあると思います。しかし、本当の企業の強さは人財にあります。どんなに、優れた仕組みがあっても、実際に動くのは社員一人ひとりです。経営トップが一人で危機感を持っているよりも、社員一人ひとりが危機感を持ち"変えて行こう"と動くことの方が、今後の生き残りにおいては重要になってくると思います。これまでの成功は、これからの成功にはつながりません。今後は企業が一丸となり、過去の成功体験・過去のやり方を捨て、これからについて真剣に話し合う機会を持つことが必要になると思います。
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