OBT 人財マガジン
2011.09.28 : VOL124 UPDATED
-
自社の生き残り策を導きだすために
今回"この人に聞く"でお話をお伺いした株式会社カクヤスは、東京23区全域にビール1本から無料配送という独自のサービスで成功を収めてきました。しかし、その独自のサービスを貫くまでには、様々な苦労があったそうです。佐藤社長は語ります。『真に価値があるなら必ず上手くいくはず。もっといえばいかされるだろう』と。当時100店舗近くあったうちの6割が赤字。東京23区全域に無料配送するには、137店舗が必要だったそうです。役員たちも反対する中、自らの考えを貫き、残りの約40店舗の出店を決断する。そんな決断がなぜできたのでしょうか。自分だったら、どうするか?どういった決断をするのだろうか...。想像すらできません。さまざまな業界で戦いが厳しくなる中、生半可な気持ちでは、生き残れません。しかし、単なる思いだけでも生き残れない。また、知識だけでも生き残れない。そして、自社(自分)の資源を無視しても生き残れない...。そんな状況の中でも、必ず決断を迫られる時がやってきます。その時どう考えるか。何を、軸に判断するのか...。判断とは、自身の今までの生き方・考え方を"映し出すもの"なのだと改めて感じます。常日頃から考えておかなければ(のちに成功するにしろ、失敗するにしろ)、今の自分にとって一番正しいと思われる判断は出来ないのかもしれません。常に情報を収集し、考え、思いを膨らませる。自社の生き残りの為には、よりたくさん、そして、より深く考えることが必要になると思います。
コメントする