OBT 人財マガジン
2011.04.27 : VOL114 UPDATED
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物事を深く知る
『何か特別なことを考えようと思っても、何も知恵は出てきませんからね。毎日のことを一所懸命に考えてやっていれば、「えっ」という答えが出てくるんです。』この言葉は、ハマキョウレックスの大須賀会長のインタビューの言葉で、印象に残った言葉の一つです。今の時代、パソコンから何でも情報を調べることができ、様々な経験や考えを簡単に取り入れることが出来るようになりました。しかし、簡単がゆえ、結局分かったのは表面だけ・・・なんてことはないでしょうか?現代人は忙しい。その為、何でも短縮傾向にあるように感じます。それは、仕事でも同じこと。同じ業務でもいかに、早く終わらせるかは大きな課題の一つです。しかし、すべてとは言いませんが、その短縮の仕方に問題があると考えます。ササッと調べられるものは、やはり表面的であり、深くは調べられません。本当にそのことを調べたければ(知りたければ)、やはり、自身が身を持って体験する以外にはありません。実際に体験し、感じるからこそ、そこからまた何かを考える。やはり"経験なくして、新たな発見はない"と改めて感じます。ただ、そこにはもう一つ。大須賀会長もおっしゃっていた通り、"懸命になって"が鍵を握ります。せっかくの経験が『活かせない経験(記憶に残らない)』ではもったいない・・・誰しもに平等に与えられた限られた時間。『一所懸命に取り組んだ経験をどれだけ出来るか』がこれから重要になってくるのだと思います。
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