OBT 人財マガジン
2010.11.10 : VOL103 UPDATED
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新しい価値
今回お話をお伺いしたカルビーさんは、自身も小さな頃からよく口にしていたお
菓子メーカーであり、かっぱえびせんなどは「やめられない、とまらない――」の
キャッチフレーズどおり、袋を小脇に抱え、一袋食べてしてしまうなどということ
も多々ありました。
そんな中、気付かずに、見過ごしがちなお菓子の袋に印字された製造年月日の
記載。今、思い起こすと、物心ついたときにポテトチップスの賞味期限が"3ヶ月し
かない"ことに驚いたことを思い出しました。
開けたお菓子がしけっていた・・・なんてことは、たまにあります。しかし、私の中
でカルビーの商品では一度のそのようなことはありませんでした。
賞味・消費期限は各製造業者等が科学的、合理的根拠をもって設定されていま
すので、メーカーによって様々です。
それ故、その企業の考えの方の全てが、自然と消費者には伝わってしまうのだ
と思います。
カルビー様のお取り組みは、商品の一つ一つ、時代に合わせた改良を行ったり、
顧客においしく食べてもらうための努力を惜しまなかったり、と常に新しいことを
取り入れて来られました。製造年月日の記載はまさに、その一環だと思います。
一見すると、非合理なこと。しかし、長い目で見るとそれは安心・信用に変わって
きたように思います。
何を『自社の信念』にするかによっては、今までの一般的な考えとは、全く違った
一歩を踏み出す必要が出てくるのかもしれません。しかし、延いてはその考え方
が顧客への新しい価値の提供になるのかもしれません。
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