OBT 人財マガジン

2010.10.13 : VOL101 UPDATED

編集後記

  • 顧客視点に立つ

    今回お話を伺ったオイシックス様は「つくった人が自分の子供に安心して食べ
    させることのできる食品」をコンセプトに安全・安心な食品をインターネットで販
    売する会社です。


    2000年設立時は食品業界経験者ゼロの20代男性ばかりの会社だったそう
    です。


    また、有名な先行企業がいくつかあるなかでオイシックスは、設立から10年、
    会員数も増え急成長を遂げています。なぜこの時代に消費者から支持される
    のか・・・お話を伺い、あることに気づきました。


    1.販売チャネルは「インターネットを使う」店舗売りはしない
    2.コンセプトの明確さ
    3.徹底した顧客視点


    それは、売る商品のこだわりはもちろんのこと、仕組み一つ一つが深く考えら
    れているところにあると思います。強く感じることは「顧客満足の追求」。


    殆どの業界で事業の熟成が起こり、モノが売れない時代、どこに違いを出す
    かがカギになってきます。


    しかし、それは扱う商品の善し、悪しだけでは消費者からみれば大きな違い
    ではなく、差別化にはなりません。


    顧客視点での利便性やもっと根本的な違いが求められてきます。それには、
    深堀りすること。突き詰めて考える事が必要になってくるのではないでしょうか。


    「消極的な消費を積極的な消費に変える。」


    それには、自社の都合ではなくお客様視点に立ったコンセプトを考えること。
    そこから新しい道が開けるのだと改めて感じます。

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