OBT 人財マガジン

2010.06.23 : VOL94 UPDATED

編集後記

  • 『時』をキーワードに

    今回の取材の前に、本店の2階にあります『町屋手ぬぐいギャラリー』と本店の
    2件先に新たなブランドのRAAKというお店があり、両方を見学をさせていただ
    きました。


    ギャラリーは明治から昭和初期に作られた手ぬぐいを展示され、またRAAKは
    昭和の雰囲気残る店内でまるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえる
    店舗でした。


    この二つを拝見させていただいて感じたことは、従業員さんの対応がとても親切
    だったこと。笑顔はもちろんのこと、商品についてコンセプトや素材の説明、また、
    時代背景など丁寧に教えていただきました。


    取材時に細辻社長にお話をお伺いすると、「わざわざ来ていただきたお客様に
    損をさせたくないから」と語ってくださいました。


    また、後編でもお話いただいたように、細辻社長はとても『時』を大切に
    されていました。それは人財の教育にも反映され「社会っていうもの自体に
    教科書がないので、時代を読んで説明してあげることしかないでしょう。」と。

    時代の流れをとらえる感性と、一時の出会いを大事にする心。
    400年という歴史の中で、変えるもの・変えないものがあるかと思いますが
    『時』をキーワードに柔軟に変化・対応されていたように感じます。


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