OBT 人財マガジン
2009.05.27 : VOL68 UPDATED
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優秀な"個体"が組織を育てる
――自分で考えて、自分で行動できる
――相手の立場になって考えられる
人財を選ぶ際に重視するのはこの二点だと語る、
常盤産業株式会社 清水英敦社長。
なるほど。
同社の好調ぶりを知り、
厳しい競争に勝ち抜くための"ヒント"が、"確信"に変わりました。不況の時代を乗り切る上で"欠かせない"と感じていたものと
常盤産業株式会社が求める人財の理想像が見事に重なったからです。
自主性や自発性のある人財とは、人真似でない独自の発想ができる人。
相手の立場になって考えられる人財とは、
ニーズにあったサービスを提供できる人。
"人"を"企業"という言葉に置き換えた時、
好調企業の名前がいくつも思い浮かびました。
顧客や消費者の目が厳しくなっている現代であっても
この二つをおさえている企業は確実に業績を伸ばし続けているからです。
たとえば、中華料理店「餃子の王将」展開する王将フードサービスでは
「金太郎飴ではお客さんはついてこない」と、
店舗ごとに独自のメニューを展開しています。「お客さんの目の前でできたての料理を提供する」
という基本スタンスを貫く一方で、
各店が自由な発想で地域密着型の店舗を目指しているのです。チェーン店でありながらも、店舗ごとに異なるメニューやサービスを提供する――
柔軟な経営姿勢が、消費者の心をつかんだ一例といえるでしょう。
外食産業が軒並み伸び悩むなか、
王将フードサービスは20ヵ月連続で売上高を伸ばし続け、
今年3月の決算で過去最高益を記録しました。
"店舗"という個体が集まってひとつの企業を形成するように
"人"という個体が集まって形成するのもまた企業。
ひとつひとつの個体が自主性と独自性で成果をあげるということは
組織全体の業績アップを意味する、
ということに改めて気づかされたインタビューでした。
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