OBT 人財マガジン

2009.02.12 : VOL61 UPDATED

編集後記

  • 生き残りをかけて

    生き残ることはすべてにおいて勝つ事ではない‐

    今回の「この人に聞く」(財団法人 横浜市緑の協会 理事長 橋本 繁 氏)の
    インタビューを通じて、私が学んだことです。
     
    「協会が管理運営していた施設のうちいくつかは応募を見送り、
    "選択と集中"をしたうえで応募に臨みました。
    応募する施設を絞り、十分な事業計画を練らなければ、
    事業者として生き残ることができない。
    それだけわれわれも現状を厳しく受け止めて、臨んだわけです」
     
    以前は公益団体として自動的に管理運営できる立場にあった同協会は、
    指定管理制度の導入によって、価格はもとより、
    質の高い事業を打ち出さなければ仕事を受注できない状況に。

    そこで同協会がとった手段は「選択と集中」。

    これから迎える競争環境を見誤っていたら、
    今まで通りにすべてを受注できるという前提で取り組んでいたら、
    今のような成果を得られていたでしょうか。

    危機意識を持ち、考え続ければ生き残るための方法は見つかること、
    またそれらは誰も与えてくれない、自分たちで考えるべきことなのだと
    認識させられるインタビューでした。

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