OBT 人財マガジン
2012.02.08 : VOL133 UPDATED
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思考に年齢は関係ない
大リーガーのイチローが小学生6年生の時に書いた作文は以前から有名である。【一部抜粋】僕は3才の時から練習を始めています。3才から7才では半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。(中略)ドラフト一位で契約金は一億円以上が目標です。また、同じ6年生の時に、石川遼選手も次のような作文を書いている。【一部抜粋】マスターズ優勝はぼくの夢です。それも二回勝ちたいです。みんな(ライバル)の夢もぼくと同じだと思います。でも、ぼくは二回勝ちたいので、みんなの倍の練習が必要です。みんなが一生懸命練習をしているなら、ぼくはその二倍、一生懸命練習をやらないとだめです。ぼくはプロゴルファーになって全くの無名だったら、「もっとあのときにこうしていれば......」とか後悔しないようにゴルフをやっていこうと思います。(中略)ぼくの将来の夢はプロゴルファーの世界一だけど、世界一強くて、世界一好かれる選手になりたいです。若干12歳で、将来のあるべき姿を明確に持っている2人。2人の共通点は、そのあるべき姿に向かって人の2倍、3倍練習をしていること、そしてそこまでしないと夢が叶わないと実感しているところだ。何故、そこまで考える事が出来たのであろうか。それは、幼いながらにも野球のそして、ゴルフの楽しさ・難しさを感じることが出来たからではないだろうか。それは、仕事に対する思いも一緒なのではないだろうか。仕事の楽しさ・難しさ、そして、本質を突き止めようとしたとき、その事柄のあるべき姿を垣間見ることが出来る。今、多くのビジネスマンはあるべき姿を見失っている。程々でいい...。食べていければいい...。テレビの街頭インタビューでもこういった回答をよく目にする。思い・志が無いと、人は頑張れない。何でもいい。一生懸命になれることを見つけ、目標を立て必死にやる。そういった、時には泥臭い姿勢も必要なのではないだろうか。