OBT 人財マガジン
2012.01.11 : VOL131 UPDATED
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「選択と集中」を必要なのは企業だけではない
今回この人に聞くにご登場いただいたスーパーホテル様は、『低価格高品質』を実現するために、まずビジネスマンに顧客を絞り、そして、その人達にとって一番大切なことは何かを考え、『安全、清潔、ぐっすり眠れる』にコンセプトに、それ以外は排除しました。こういった企業経営の例から、「選択と集中」大切さがわかります。これは一人の人生でも同じだと思います。人間誰しも、いくつかの選択肢の中から1つに決めないといけないという時があります。例えば、勉強か就職、就職ならA社かB社か・・・もしくは、プロと呼ばれる職に就くか、普通のサラリーマンかしかし、どちらにせよ、どちらか一方を選択するには、他の得たいもの、やりたいものを犠牲にする必要があるのだと思います。「安打製造機」といわれるイチロー選手がもっともいい例だと思います。小学校時代からバッティングセンターにほぼ毎日通い詰め、野球に人生を捧げたイチロー。もしもイチロー選手が野球をしながら、他のことにも興味を持ち、野球に集中できなくなっていたら、今のイチローは存在しなかったかもしれません。つまり本気でその事を成功させるためには、他のものを犠牲にしてでも、一つにしぼることがとても大切だということです。なぜなら、選択ができていないということは、集中ができないからです。集中ができないと、力をつけることができません。どちらも中途半端で終わってしまいます。かといって、イチローのように人生を一つのことに人生を捧げることが出来る人はごく一部。だから、せめて、いくつかある選択肢の中から将来どうありたいか目標を決め、生活の中に、常にそれを意識して、集中すること。選択と集中は、企業における戦略に限らず、個人でも自らの成長にとって必要なことだと思います。