OBT 人財マガジン
2009.11.11 : VOL79 UPDATED
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やってくるこの毎日が"人生"だと知っていたら
―やってくるこの毎日が"人生"だと知っていたら
スウェーデンの諺にこのような言葉があります。
意識をしなければ、そのまま過ぎて去ってしまう日々。
ある程度生活を保障できていれば、人間、特段何も考えなくても"慣れ"で生きてしまいます。
果たして私達は「この毎日こそが貴重な自分の人生そのものである」ということを
日々どれだけ認識しているのか...
今回の「この人に聞く」株式会社ティア代表取締役社長、冨安様のインタビュー記事を通じて
自分の意思を貫く仕事観、そして、人に対する死生観に触れて、ふと、そんなことを自分に問いかけました。
「やろうと思えばできるけど、まだ"本気の自分"を出していないだけ」
「いざというときは、やれるよ」と話す人に時々出くわしますが、
「この人にはいつ"本番"が来るのだろう」と疑問に思います。
本気を出そうが、そうでなかろうが、無情にも時間は過ぎ去ってしまいます。
話は少し変わりますが、私は"学校"があまり好きな方ではありませんでした。
ただ、小学校時代の先生が話していた、「試合をしましょう」という言葉だけ今でもはっきりと覚えています。
二極化が進み、勝ち組、負け組という言葉が使われて久しくなりますが
勝ち負けという結果よりも大事なのは、何かに勝負しているかどうか です。
やってくるこの毎日が"人生"だと知っていたら...
今、生きている時間が「自分の人生そのもの」なのだということを受け入れて
一刻を真剣に生きることが大事なのではないでしょうか。
この事を、トゲの様に自分の頭の中に、心の中に残して生きていきたい
と自戒の意をこめて最近、強く感じます