OBT 人財マガジン
2009.08.26 : VOL74 UPDATED
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考える力
平成21年夏
多雨・日照不足、また九州北部地方から東海地方にかけての記録的な梅雨明けの遅れなど
不順な天候のニュースが取り上げられているなか、早いもので来週には9月を迎える・・・最近、朝のニュース番組の中で、「夏休みの自由研究」の特集が組まれるものを目にする機会が多い。
それは、まだ自由研究を終わらせていない子供達へ向けての情報の提供だ。「今からでも出来る自由研究」
「百円ショップの材料を使っての研究」などであった。
また、ネットでも多くのサイトが存在し、期間や種類別、そして学年別で自由研究を紹介し
レポートの書き方なども掲載しているものもある。
昔は、"自分で疑問に思ったこと、興味を持ったこと"の題材を見つけることに頭を悩ませていた自由研究も、現在ではネットや本などメディアから容易に題材を手に入れることができるようだ。
情報化が進む今日、ネットにアクセスすれば研究の答えもすぐに見つけられてしまうものもある。そもそもの自由研究の意義は?
やはり大事なのは研究テーマを自分で考え研究方法を考察していく力を
できるだけ若い時から訓練するという事なのではないだろうか。ホーユーの水野社長も教育について"教育の早期化"をお話されておられました。
「管理職の研修を課長になってから行うのではなく、新入社員のときからリーダーシップのあり方を教える。管理職になってからリーダー研修を 受けさせたのでは、もう間に合わない」
今後大切なことは、自分で考え、判断する力を身につけさせること。
そして、これからの変化し続ける世の中に対応できる力を育成するという先々を考えての教育なのではないだろうか。