企業の組織改革を実現し、次世代リーダーを育成するトレーニングで人材育成支援
業種:医療・製薬
入社して数年経つと日常の業務にも精通し、自己の能力が向上していると錯覚する。
日々、ビジネスをやっているとその部分での嗅覚は増すが、その一方で視野が狭くなり視界が固定してしまう。いわゆる“思考の蛸壺化”である。
会社は“自律型人財の育成”を標榜しており、教育体系の中にカフェテリア方式のテーマ別コースを導入した。
導入するテーマの選定にあたって事前にアンケートを取ったところ、「この会社以外で通用するのだろうか」という不安や「毎日、目先の事ばかりに追われている自分」に対する危機感に関する意見が多数あり、「視点・視野の拡大」「全体観の醸成」を目的に実施。
前期の参加者の中から、ビジネスマンとしての自己の成長と、自分達で会社や事業をより良く変えていきたいという仲間が集まって議論する場を設けている。リーダーシップ不足や議論の行き詰まりなど手探りで進めているが、とにかく持続して今期の参加メンバーへとネットワークを広げていこうとしている。
環境変化が激変する今日、経済の観点からビジネスやビジネスモデルを捉え、ビジネスのメカニズムを理解し、視野や視点の拡大により、全体観を培う。
身近な情報や経済など現実のビジネスの世界で現在起こっていることを題材に、自社・自社事業、自分達の仕事について深く掘り下げ、 多面的に捉えていく。
現実の経済・ビジネスのトレンドを鏡に、我が業界・我が社・我が社の事業を俯瞰する訓練を繰り返し、改革のヒントと思考パターンの変革を図っていく。
業種・業界が違っても、外部環境(世の中や市場の変化、また経済・ビジネスのトレンド)は
遅かれ早かれ、自社に影響を及ぼす。
スキルや知識も重要であるが、世の中の流れをどう見るか、我が社、自分を取り巻く環境をどう見るのか。
これらを自分はどうしいきたいと考えるのか。“見え方”“考え方”がまず先であろう。
社員の視点を転換し、視界を広げるためには、できる限り早い段階で、自社事業や自分の仕事を捉えることができる
ビジネスセンスや幅広い思考力を持った人財の育成が重要となる。
メーカーズシャツ鎌倉株式会社
取締役会長
貞末良雄さん
2010.12.22 「もしも高校野球の女子マネジャーがドラッカーを読んで・・・」が示唆するもの 2010.01.13
新しい時代に新しい考え方で対応しうる人財が我が社にどの程度存在するだろうか!