2012年2月アーカイブ

最近、ある新聞記事に目が留まりました。
厚生労働省の調査によると、この春卒業予定の
全国大学生の就職内定率は71.9%で、
過去最悪だった2010年に次ぐ低水準が続いているようです。

つまりいまだに内定のない大学生らが、
卒業まであと約1か月にもかかわらず、
就職活動を続けざるを得ない状況になっています。

この記事から、
ある友人の話を思い出しました。

「氷河期と言われているほど就職が困難な時代で、
就活は本当に大変だった。
しかし難しいからこそ、やりがいがある。
"糧を捨てて船を沈む"のように、
すべてを賭けて、全力でやるしかない。」

その後、しばらく会ってなかったその友人から、
第一志望企業の内定をもらったという連絡がきました。
「汗かいた後の水は格別に美味しいよ」と
ゴールに辿り着いたような彼女が言いました。

たまたま最近読んだ本の中にも、
「一度くらいは体力の限界まで仕事をしてみよう」という文章が
書かれていました。 ( 《社長のノート》 長谷川 和廣 著)

それは、精一杯の汗をかき、努力を積み重ねがあってこそ、
成功させるという達成感を味わうことができるということでしょう。

ですから仕事にも人生にもどんな些細なことにも、
願望を実現するために、全力を尽しましょう。
走るなら全力で走ってみましょう。
ゴールのその向こう側できっと何かが待っていると思います。

大リーガーのイチローが小学生6年生の時に書いた作文は
以前から有名である。

【一部抜粋】
僕は3才の時から練習を始めています。
3才から7才では半年くらいやっていましたが、
3年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。
(中略)ドラフト一位で契約金は一億円以上が目標です。

また、同じ6年生の時に、石川遼選手も次のような作文を書いている。

【一部抜粋】
マスターズ優勝はぼくの夢です。
それも二回勝ちたいです。みんな(ライバル)の夢もぼくと同じだと思います。
でも、ぼくは二回勝ちたいので、みんなの倍の練習が必要です。
みんなが一生懸命練習をしているなら、ぼくはその二倍、
一生懸命練習をやらないとだめです。
ぼくはプロゴルファーになって全くの無名だったら、
「もっとあのときにこうしていれば......」
とか後悔しないようにゴルフをやっていこうと思います。(中略)
ぼくの将来の夢はプロゴルファーの世界一だけど、世界一強くて、
世界一好かれる選手になりたいです。

若干12歳で、将来のあるべき姿を明確に持っている2人。
2人の共通点は、そのあるべき姿に向かって人の2倍、3倍練習をしていること、
そしてそこまでしないと夢が叶わないと実感しているところだ。

何故、そこまで考える事が出来たのであろうか。

それは、幼いながらにも野球のそして、ゴルフの楽しさ・難しさを
感じることが出来たからではないだろうか。

それは、仕事に対する思いも一緒なのではないだろうか。
仕事の楽しさ・難しさ、そして、本質を突き止めようとしたとき、
その事柄のあるべき姿を垣間見ることが出来る。

今、多くのビジネスマンはあるべき姿を見失っている。
程々でいい...。食べていければいい...。

テレビの街頭インタビューでもこういった回答をよく目にする。

思い・志が無いと、人は頑張れない。

何でもいい。一生懸命になれることを見つけ、目標を立て必死にやる。
そういった、時には泥臭い姿勢も必要なのではないだろうか。

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