2011年6月アーカイブ

肥満や糖尿病など、テレビや雑誌でも特集が組まれるほど騒がれている現代病、
その原因の一つに挙げられるのが糖分の摂り過ぎです。

糖分と聞くと悪いものといった印象を持っている方が多いでしょうが、
この間、読んだとある記事によると、
実は糖分の不足は、脳の老化が早まることが判明したそうです。
私達の脳がエネルギーとして使うことが出来るのはブドウ糖だけです。
しかも脳は余分なエネルギーを蓄えておくことが出来ないため、
常にエネルギーを供給し続けなければなりません。

お米、麺類なども体内でブドウ糖に分解されますが、
それらと比べて砂糖は分解吸収のスピードが速く、
即効性のあるエネルギー源なので、
仕事中や勉強中に砂糖を摂ると集中力や記憶力が格段にアップします。

ちなみに、砂糖の効用は植物にも及ぶようです。
切り花を長持ちさせるには、水に砂糖を加えておくのがコツだそうです。
それは砂糖の糖分が切り花の栄養になるからです。

ある研究によると、現代人はが不足している恐れがあるそうです。
体重や健康のことを考えすぎて、糖分の摂取を控え過ぎていると、
物忘れがひどくなったりと脳の老化を早めることになるかもしれません。
このことから、一方の考え方を鵜呑みにするではなく、
良い部分と悪い部分を十分理解する必要があると思います。
皆さんもぜひ注意してください。

最近の子どもたちの習い事で『そろばん』が増えてきているそうです。
親御さんたちの意見としては、集中力が付く。脳の中枢神経に刺激を与えることが
できるため、回転も速くなる。一方で子どもたちは、親の感じ方とは異なり、計算を
して答えが正解だと楽しい。とインタビューで応えていました。

正解を出すことを喜ぶ子供と同様、現代の社会人にも同じことが起こっています。
今、ビジネスマンの間でも数学の問題を解くというのが流行ってきているそうです。
しかもインタビューによると、子どもたちと全く同じ回答で、公式にあてはめれば
答えが出るということに喜びを見出しているそうです。

学生時代の問題には常に答えが用意されていました。
しかし、それがビジネスになると正解が無い世界になり、答えを出すまでに、公式
やフレームのない、まっさらな中で1から考えなくてはいけません。
また、過去とは大きく変化しているこれからのビジネス環境下では、ゼロリセットや
クリエーティビティが求められます。
その為、なかには答えを出すまでの過程が苦痛になり、簡単に諦めてしまったり、
妥協してしまったりしてしまう方が多くいるのではないでしょうか。
それが、いわゆる逃げ癖や、苦手意識を植え付けてしまうと思います。
このことから、必ず答えがある数学というものに、解を求めてしまうのかもしれません。
もちろん、数学の問題が悪いとはいっていません。

ただ、ビジネスの答えは数学の問題とは違って1つとは限りません。
出した答えが本当に正解か不正解かは長期的に見てみないと正直わからないこと
も多くあります。
要は、1つの答えを出すまでに様々な可能性を考え、先を読み答えを出さなくては
いけません。
その為、安易に出した、また誰でもが出せる答えからは新しい発想は生まれません。

だからこそ、今までの枠に囚われず、回答のない問題に立ち向かっていく努力を
する練習が必要なってくるのだと思います。

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