2009年8月アーカイブ

 

平成21年夏
多雨・日照不足、また九州北部地方から東海地方にかけての記録的な梅雨明けの遅れなど
不順な天候のニュースが取り上げられているなか、早いもので来週には9月を迎える・・・

 

最近、朝のニュース番組の中で、「夏休みの自由研究」の特集が組まれるものを目にする機会が多い。
それは、まだ自由研究を終わらせていない子供達へ向けての情報の提供だ。

「今からでも出来る自由研究」
「百円ショップの材料を使っての研究」

などであった。

 

また、ネットでも多くのサイトが存在し、期間や種類別、そして学年別で自由研究を紹介し

レポートの書き方なども掲載しているものもある。


昔は、"自分で疑問に思ったこと、興味を持ったこと"の題材を見つけることに頭を悩ませていた自由研究も、

現在ではネットや本などメディアから容易に題材を手に入れることができるようだ。
情報化が進む今日、ネットにアクセスすれば研究の答えもすぐに見つけられてしまうものもある。

 

そもそもの自由研究の意義は?
やはり大事なのは研究テーマを自分で考え研究方法を考察していく力を
できるだけ若い時から訓練するという事なのではないだろうか。

 

ホーユーの水野社長も教育について"教育の早期化"をお話されておられました。


「管理職の研修を課長になってから行うのではなく、新入社員のときからリーダーシップのあり方を教える。

管理職になってからリーダー研修を 受けさせたのでは、もう間に合わない」

 

今後大切なことは、自分で考え、判断する力を身につけさせること。


そして、これからの変化し続ける世の中に対応できる力を育成するという

先々を考えての教育なのではないだろうか。

 

 

 

先日洋服を買いに、以前良く通っていたセレクトショップに立ち寄った。

最後に顔を見せてから、もう2年。
ずいぶん時間が経ってしまっていたが店長とお互いに元気で仕事をしている事を喜びあった。

 

仕事の話になると、「最近は、買い控えが進み、売上もやはり以前と同じ様には行かない」

とのことだった。


それと最近はもう一つ、悩ましい問題があると言う。

そのお店はヨーロッパやアメリカ西海岸のブランドを中心に商品を取り扱っているが

最近、酷似したデザインのアイテムが何分の一もの安い価格で出回っているとのことだった。

出所を聞いてみると、どうやら、最近話題のファストファッションで多く見かける様だった。

 

実際に写真を見たが、見分けはほとんどつかない程デザインが似ており、大変驚かされた。

 

「良いものをより安く」

 

今、このようなフレーズを掲げない売り手は敬遠されてしまうのは事実。
先に挙げた洋服の件も、「これがビジネス」と割り切る見方もできるだろう。

 

しかしその一方で、価格だけ、売ることだけ、に目がくらんでしまえば、
気づかないうちに、消費者や競合に対する敬意の念や、仕事に対する誇りを失ってしまうのではないだろうか。

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